株式会社PLATFORM 代表取締役
居宅介護支援事業所かなめ 管理者 主任ケアマネ
ケアマネジャーを紡ぐ会 愛知支部長
田端 正樹
ケアマネジャーを紡ぐ会 愛知支部長 47歳
令和3年3月に愛知県北名古屋市に
「居宅介護支援事業所かなめ」を開設。
少し先の未来のケアマネジャー像の確立を
目指して活動と模索の日々
世間はまだまだ広かった!!あんなケアマネこんなケアマネ、様々な想いを紡ぎながら日々奮闘するケアマネジャーをご紹介します!!
大丈夫です、あなたと志が同じ仲間はきっといますよ!!
ケアマネジャーを紡ぐ会 会員の皆様 こんにちは、
ケアマネジャーを紡ぐ会愛知支部長の田端です。
またまたこのコラムを担当させていただく機会がやってきました、ありがとうございます!!
今回は前回とはちょっと方向性が違いますが、読んだらちょっと明日からまた頑張ろうかな、
と思ってもらえるように、様々な想いを紡ぎながら日々奮闘するケアマネジャーや事業所をご紹介します!!
今回は、既に大きな話題を呼んでいる北海道は札幌市にある
「完全テレワーク型居宅介護支援事業所」つなぐ手ケアマネセンターの登場です!!
つなぐ手ケアマネセンターでの出会い
令和3年3月に開設した私の事業所「居宅介護支援事業所かなめ」もおかげさまで一周年を迎え、
仲間も増え、当初の目標としていた特定事業所加算も算定することができました。
開設当初から大事にしていたのが
「ICTの活用などでケアマネジャーの自由な働き方を確立する」という目標でした。
固定電話は使わず携帯のみ、FAXは複合機をリースせずefaxでPCやスマホで受信し、
帳票等のデータはGoogleドライブを使ってクラウド上で管理する、
など自己流で考えたやり方を不安に感じながら突っ走りながらトライ&エラーを繰り返してきました。
さらに仲間を増やすための求人目的もありSNSでの交流を開始したところ
紡ぐ会とはまた違う出会いがあり全国の多種多様なケアマネジャーと出会うことができました。
そして同じような志を持ち、ICT化や効率化に取り組んでいるケアマネさんと出会い、
情報交換や交流が非常に有益でした。
その中でも「完全テレワーク型」を掲げる事業所があることを知り、
さらにその取り組みを紹介するオンラインセミナーがあると聞き、興味津々で参加したところ、
当事業所の取り組みよりもさらにさらにレベルの高い環境を構築されていることに衝撃を受けました!!
その場で思わずもっと詳しく話を聞きたい!! とあつかましくも連絡を取り、
今では当事業者のICT化にアドバイスをいただいております。
そんな つなぐ手ケアマネセンター創設メンバーである次田さん、小谷さん、谷口さんに加え、
最近、新たに加わった東さん(ワークサポートケアマネを取得済み!!)
そして、最年長ながらバリバリICTを使いこなしている根布谷さん、の6名のみなさんに
お忙しい中インタビューを敢行し、これまでの道のりを伺うことができました。
歴史
つなぐ手ケアマネセンターは2021年4月開設、前身の事業所が新型コロナの影響を大きく受けてしまったことから
完全テレワークのシステム構築を思いついたとの事でした。
感染症拡大に強く、
子育て中のケアマネさんでも働きやすく、
選択性のある自由な働き方ができることで
ライフワークバランスを重視した働き方ができる。
そうしたメリットを創り、広い札幌市の全区を担当できるようにも意識したそうです。
そんな想いを込めた言葉が「よく遊び よく働く」という言葉に込められていました。
さらに、インタビューで実際に働いているケアマネさんのリアルな声を聞けたのは収穫でした。
私が聞きたかったのは、完全テレワークで働くことのメリットとデメリットについてでした。
やっぱり大事なのは、コミュニケーション
インタビューに答えてくれた3人のケアマネのうち、東さんはケアマネ経験は大ベテラン。
今年8月からつなぐ手ケアマネセンターで働き始めたとのことですが、
メリットとしてはやはり通勤がなくその分時間が創ることができることが大きいとのことでした。
谷口さんは、子育て中のケアマネとのことで、自宅で仕事できることのメリットは大きいとのことでした。
しかし今は小学生の子供が夏休み中でなかなか集中できないと苦笑していましたが……。(インタビュー時期:8月)
最年長の根布谷さんは、チャットによるやりとりやインターネットファックスの使い方など、
やはり最初は苦労したものの、周りからの手厚いサポートもあり、
今では問題なく使いこなせているとのことでした。
完全テレワークだと普段同僚に会わず仕事をしているわけで、
寂しくなったりコミュニケーションが上手く取れるのかな、と思い
そのことを尋ねると雑談に解決策があるという答えがかえってきました。
やはり普段はみなさん距離が遠く、実際に会うのは月に1、2回程度だそうですが、
そんな環境で仕事と関係ないちょっとした雑談ができるかどうかがコツとのことでした。
仕事についての報告・連絡・相談が主になるチャットの中で、
あえて雑談をすることでコミュニケーションが取れ、
お互いの理解や関係性の構築ができているとの事でした。
インタビューから感じたこと
インタビューの中で、次田さんから出た言葉で印象的だったのは
「これからの居宅介護支援事業所は大規模化する未来は避けられない」という言葉と
完全テレワークの成立にはケアマネジャーの「心理的安全性が保たれているかが大事」という言葉でした。
心理的安全性、というと難しい言葉ですが、
私は、先程コツとして挙げていただいた 雑談の話 のようなケアマネジャーを孤独にしない、
ということかなと感じました。
さらに、「ケアマネジャーの新しい働き方を模索している」という言葉も出てきて、
次回産業ケアマネ試験を受験する予定とのことでした、ありがとうございます(笑)
先進的なICT化の取り組みについては失敗も多いと苦笑いしており、
あえて強みでもあるICT化を使いすぎない、頼りすぎないことの
重要性も感じているという興味深い言葉も聞けました。
ただ「将来的には専用アプリを開発したい」という壮大なアイディアも話されていて
そのスケール感の大きさに圧倒されました。
いかがでしたでしょうか。
もちろん、つなぐ手ケアマネセンターさんの凄さのすべてはこの文章だけでは伝わりきらないと思います。
興味を持たれた方はぜひコンタクトをとってみてください、きっと新しい未来が見えてきますよ!!
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