戦略としての『いい人』が人生を豊かにする

大阪府 忠岡町議会議員
みやけ 良矢

現役ケアマネ視点でケアマネ業務や介護のあれこれを定期発信しています。

私は現在の仕事のメインは議員です

私は大阪府の忠岡町で町議会議員をしています。
介護の経験はデイなどで半年ほどと短いですが、地域包括で予防プランを社会福祉士職と兼ねつつ、60件ほど持っていた時期もあります。
今思えば、忙しさで自分自身というものを振り返る暇などないような状況でした。
けどそれまでの自分とそれからの自分自身が違うきっかけになったのもその時期であったと思います。

議員なんですが議員ぽくない内容で考えました

さて、介護や福祉業界で働く方で「あなたみたいな人が議員になればね」と、利用者より一度は言われたことはないでしょうか。
他の業種でそのような事を言われることってなかなかないですよね。
イメージとして「献身的」「真面目」「優しい」etc….と一言でいうと「いい人」
昔ドラマで草薙剛君が演じていたようイメージにも、利用者から見れば近いと思います。
しかし、そのような評価を「しんどい」「つらい」とストレスや負担に感じている方も多いと思います。
だって仕事だから笑顔でいるんだもんと……。
そんなに期待されたって……
政治家も同じで、「私は成人君主ではない!!」と本音をついぶちまけたくなる方は多いでしょう。
何故そのように良い評価に対してストレスに感じるのか。
私は「いい人を戦略として主体的に演じていないから」と結論付けています。
どういうこと??
いい人を客観的に演じさせられる、もしくは演じる事となったとすれば、どこまで演じればいいかという幅と、自己認知している本当のいい人でない自身との違いに、違和感を抱き続けることになり、それがストレスの要因になるかなと思います。

いい人を演じるとは

しかし……
本当にいい人である理由はないんですよ!
これを言ってしまえば終わりかもしれませんが、身体能力や努力は遺伝します。
もちろん性格も。
超えられない遺伝による生まれ持った影響の差は、年齢が上がれば上がるほど大きくなります。
つまり、年齢を重ねれば重ねるほど、遺伝の影響が高まるということです。
しかし、社会で生き抜いていくための生存本能というべき順応する能力は、基本的に毎日の生活環境で無意識に積み重なっていくので、福祉や介護の方がいい人になっていくことは結構見出されやすい方向性であります。

なんでいい人を戦略として進めるの

いい人は最終的に損じゃんと思っていませんか?
そんないい人の仮面かぶっていても次期にばれるやん!
いい人に付け込んで騙されやすくなるよ!
いい人は気を使ってばかりで他の人に取られてもてへんわ!
などなど、いい人は損という意見もあるかと思います。
そんなことないですよ!
日常生活を振りかえって下さい。
表面的だけでもいい人そうな方と、本音ばかり出したエゴ丸出しの、めんどくさい人どちらと付き合いますか?
ニコニコしていれば、健康細胞(ナチュラルキラー細胞)が刺激されますよ!
そもそも騙そうとするひとは、いい人に対しては近寄ってきませんよ。
異性ではいい人から選ばれていきますよ。
基本的にほとんどの人は他人の表面的な所しか見ていないです。
逆に嫌な人になる努力もやめましょう!
いい人を3~4日演じていると、これまでのいやな自分や周囲の嫌な人の部分が見えてきます。
嫌な人と距離を取ることで必然的に嫌な人オーラがデトックスされます。
けど、自分自身でいい人とは決して思わないでくださいね!これ重要ですよ。
あくまで戦略としてのいい人なのですから。

「善」はどんなものでも「善」

このような事を現職の政治家が書くと批判されそうですが、いい人が偽善であっても「善」なんです。
そんないい人という偽善でさえ行動できない人と、できる人のどちらがいいでしょうか?
本心からいい人であることは経済的な観点で言えば損です。
けど100人に1人くらいの割合で、政治家やケアマネ以外でも、本当のいい人であるプロも実在します。いい人であるプロというよりも本気である本当のプロと言えばしっくりくるでしょうか。
さあ、周りにいる本当のプロである政治家やケアマネは誰でしょうか?
けど滅多にいないので、自分がいいと直感で感じる方で充分かと思います。
そして何より皆さんに心より健康でいてほしいのです。

そして戦略の仕上げとして、傾聴や共感、評価という過程を踏まえ、バカを演じたうえで、重要なこと以外は忘れることを進めます。
これで変な一部のヘビーユーザーより極端に頼られることでの、加重ストレスから解放されます。
人は弱いです。
私も弱いです。
弱いからこそ、その弱い自身でも生きていけるには?
それでであったのがいい人戦略。
何かあれば助けてくださいね☆
好きな言葉
「まいどおおきに」「ありがとう」「ごちそうさまです」