支援経過に書くべきこと・書いてはいけないこと~ICTの活用が広がる時代の支援経過記載を再確認~

講師:一般社団法人あたご研究所 後藤佳苗氏 

主な内容

1・介護保険制度の理念等とケアプラン

2・ケアマネジメントの充実とICTの活用

1・介護保険制度導入の背景に従来の福祉や老人医療制度による対応には限界があった。そこで高齢者の介護を社会全体で支え合う仕組みとして介護保険法が成立した。

 基本的な考え方

 【自立支援・利用者本位・社会保険方式】

 ・利用者の望む暮らしの実現のためにケアマネジメントの過程があり、ケアプランがある。ケアプランは利用者に必要なサービスの種類や量をあらかじめ定めた書類。また、ケアプランの作成により、利用者が受けられる最大の利益は法定代理受理方式でサービスを受けられることである。しかし、日本の高齢者の高齢化が止まらない。そこで、国もケアマネに対して法改正等でゆったりしてきている。ケアマネジメントプロセスは大きく変わらない。支援経過に於いて重要なのは、〇読み物としての完成度〇支援を担保/保障→第三者が読みやすいこと。ケアマネジメントの証拠になること。報酬請求の証拠となる。

2・ケアマネジメントの充実とICTの利活用について令和6年の法改正について話があった。

 担当者会議や退院退所加算、オンラインモニタリング等、算定基準を理解しICTを活用して業務効率化を図ることができる。

*後藤先生の講義は毎回新たな学びがあります。いずれにせよ、しっかり運営基準や解釈通知を理解しないといけないと思いました。